お名前:成阪 シヅ子さん
いつも喧嘩越しにもの申す夫が、呼吸法を始めて10日位過ぎた頃、「最近、お前との会話がようなったなぁ」と、つぶやく。
私の念願であるごく普通の自然な会話が生まれだしていた。
それから数日後の夜、2人でテレビを見ていたら、男性が、勇気を振り絞って愛を告白
交際請願が始まる寸前、
「きっと、もういてはるわ!素敵な彼氏」と私がつぶやいてしまった。
いつもせっかちで早とちりな私、臨場感まるつぶし。
結果は、私の予想通りとはいえ、またやってしまった。
夫すかさず、「お前な!この二人うまくいったらいいな!ってなんで言われんの」と、語気を強め一喝された。
一瞬ムッ!とした私は、心落ち着かせるべく数える呼吸法をそこでそっと始めた。
以前の私は、また始まった。もううんざり。見方、感じ方、表現、人それぞれでいいじゃないと感情が乱れていた。
こんな繰り返しから生まれた私の感情のコントロール法は、いつもご機嫌でいたいと思うあまりさっさとキッチンや自室へ逃げ込んで気分転換。
そうしてから、夫の部屋に入ろうとするものならいつも拒否されていた。
ところが、この度は、天と地がひっくり返るのではないかしらと思うほどのびっくり展開。
夫から「おい、ちょっと話そう」と言われ、しだいにお互い打ち解けて話し合いができてとても心地よい爽やかな気分になった。
この日以来、普通に夫からの話しかけも多くなり、夫と過ごす時間がゆったり、ごく自然な和やかな雰囲気に変わってきている。
そもそも、呼吸法を始めたのはごく普通の自然な会話のできる夫婦になりたい願望も根底にあり、嬉しさと喜びと期待に満ちている。
このように呼吸法の実践は、自分の感情に気づきそれを認め、心身ともに自分をご機嫌にしていく余裕と相手の状況、感情をも察して和していく余裕が生まれるので、家庭や職場、地域での人間関係が良好になると期待している。