お名前:篠原 高英さん
私がこれまで呼吸を意識したのはどんなときだろうか。
毎日、何十年も片時も休まず呼吸し続けているのに、体操の最後で行う息を整える呼吸だったり、緊張した場面で行う深呼吸だったり、意識したのはほんのわずかな時間のように思う。
そんな中で笑いヨガの呼吸法に触れ、生きていくうえで欠かせない呼吸のことに余りに無関心で、知らなさ過ぎると感じた。
もっと呼吸法を知りたい、体得して自分自身をコントロールできるようになりたい、周りの人へも伝えたいという思いを強くした。
これまで実践した呼吸法は「ゆるめる呼吸」「数える呼吸」「歩く呼吸」「見つめる呼吸」。
いずれも笑いヨガで行う呼吸法に通じていて、とても興味深かったし、知識や技法を磨くことができた。
例えば「ゆるめる呼吸」は心身の緊張をほぐす深呼吸と、「数える呼吸」は副交感神経を優位にして心身を安定化する腹式呼吸と、見つめる呼吸はリラクゼーション(各部位を頭から足の先まで意識しながらゆるめていく)というように。
おかげで、笑いヨガの呼吸法やリラクゼーションを、よりわかりやすく、効果的に提供できるようになった。
過去に行った笑いヨガのセッションでは、参加者から呼吸法を行う際の姿勢や、いつ、どんな場面で、どの呼吸法を実践するかなどについて質問を受け、アドバイスした。
学んだ成果が活かせたし、何より参加者が呼吸法に関心を持ってくれたことがうれしかった。
これからも笑いヨガのセッションの中で呼吸法を実践し、参加者一人ひとりの生活に定着するようサポートしていきたい。
そのためにも講座で学んだこと、体感したことを、自分自身の言葉で腹に落とし込んでいくことが大切だと思う。