お名前:小山田 薫さん
私は70代の母と大学2年生の甥の3人で暮らしています。
2歳の息子(甥)を連れて離婚した弟が亡くなったため引き取って、3人での生活は8年目になります。
その甥は子供の頃から寝つきが悪かったのですが、大学に入り、ますます寝つきが悪くなって、朝起きるのが辛い状態になっていました。
深い呼吸が自律神経を整えるということは知っていましたので、呼吸法をきちんと習って実践したいと思ったことが、呼吸法を学び始めたきっかけのひとつでもあります。
ある晩、眠れずにバタンバタンと寝返りをうっては、大きなため息をしているのが聞こえてきたので、部屋へ行って、「ゆるめる呼吸」と「数える呼吸」を一緒にやりました。
その日は夕食の時から浅くて早い口呼吸をしていることが気になっていたのですが、「数える呼吸」を10回やると明らかに落ち着いて、『眠れそう』と布団に入りました。
大学2年生なのと、元々かまわれるのを好まない子なので、あまり頻繁に一緒にやろうとは言いにくいのですが、イライラしている時や浅い呼吸をしている時には、こないだの呼吸やってごらんと声を掛けています。
また、私の勉強のためだからやってみてとお願いすると、面倒くさそうにしながらも実践してくれます。
最初に教えてから2週間が過ぎ、効果を聞いてみると、寝つけない時は時々やっていて、以前よりは寝つきが良くなった気がするとのことで、ホッと安心しました。
私自身が以前、自律神経のバランスを崩して辛い思いをしたことがあるので、甥が呼吸法で少しでも楽になってくれるとうれしいです。