お名前:中井 純子さん
私は、主婦業とセミナー講師業をしています。
ある夕食時の天ぷら油のやけどをキッカケに、どんな時も平常で、冷静な人でいたい。目の前の事に集中する人でいたいと思い「呼吸法」を実践しようと思いました。
私がはじめて人に伝えた呼吸法は「ゆるめる呼吸」です。
はじめて伝えた人は娘です。
娘が高校入学してはじめての中間テスト前夜のことでした。
娘が「わからーん」と言ってきました。少し涙ぐんでいたので驚きました。
聞くと明日の数学Aが全然わからんと言うのです。
明日までに全部解けるようになるのは「無理」「もう諦めて寝る」というではありませんか。「欠点でいいわあ」と投げやりな態度でした。
まず落ち着かせようと思い、「ゆるめる呼吸ってお母さんならっているの、すごく楽になるから真似して」と言って呼吸してもらいました。
3回ほどゆるめる呼吸したところで、娘の顔が、「無理」と言ってた時の顔と変わったのです。
人の話を聞ける平常の顔になっていました。
落ち着いた娘は、第1問目を解くことができました。
「もう諦めて寝る」と言っていた娘は、「はじめてのテストだからがんばる」と言って、ドンドン集中していきました。
そして諦めることなく最後まで勉強しました。
「ゆるめる呼吸」を伝える事で、「無理」「諦める」と言っていた娘がやる気をだしてくれた事が嬉しかったです。
自分の習っている事が身近な人の役に立てた事が嬉しかったです。
娘の様子が変わった呼吸法をもっとお伝えしたいと思いました。